食べログで業者がやらせレビューを書いていた問題が大きくなり、ステルスマーケティングの話題が広がっている。
食べログにしろ、アマゾンのレビューにしろ、一般人の書き込みがそんなに信頼がおけないのはあたりまえだし、関係者が書いていたり、業者が書いていたり、そういうことはあるだろうな、とみんな思っているはずで、問題はそのこと自身ではないだろう。
あてにならない(かもしれない)とみんなが思っているものでも、おもしろいことに、普及すればそれなりに権威を持つ。単純に言えば、誰かをお店に連れて行って失敗した場合、「食べログでは高評価だったんですけどねぇ」と言い訳すれば、なんとなく許されてしまうということだ。
雑誌も同じようなものだ。しょせん、広告費など何らかの利益を得た上で店の紹介をする。でも、雑誌がそれなりに権威を持っていれば、雑誌で紹介されていた、みたいなのでなんとなく許される。
そもそもみんながあるだろうと思っていたものが、やっぱりね、ということなので、あまり状況は変わらないように感じられる。しかし、一方で、言い訳として使いにくくなったのは事実だろう。今回の件でどれだけ権威が傷つき、どう回復していくのか、気になるところだ。
また、そのようなことを考えていると、どうやってみんなの言い訳を作ってあげられるか、の重要性は何らかのサービスを考える参考になる。
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