経済学の基礎的な内容で、お金にまつわる話が書かれている。ところどころに漫画のカイジの1ページが差し込まれている。カイジの陥っている状況などを題材として、説明していく。
カイジが書かれていることで興味がひかれるような人を対象に書かれているわけで、そんなに難しい話をしてもしかたないからだろう。原則的な内容で、経済学の基礎はわかっている人なら知っているレベルのことのみで書かれている。たとえば、給料の決まり方は、資本論、つまり、必要経費で決まるという説明で書かれている。実際はさまざまな条件が絡むため、そのままというわけではないので、実感がうまくあてはまらず、逆に知らない人はこれだけ読んでも、わからないのではないだろうか。
最低賃金をあげたらどうなるか、という回答も、最低賃金で働いている人ような人が、まず、職を失う、という内容である。単純にはそう考えられるが、状況次第でそうではない。たとえば、少し前の日本のようにデフレーションで苦しんでいる時期であれば、インフレーションにうまくつながり、景気がよくなるなど、いいスパイラルにつながるかもしれない。そのような場合は、職を失うという結果にはならない。
この本はお金に対する考え方の本で、借金をしてしまうような人向けなのであるが、そういう人が読もうとするかどうかはよくわからないところだ。とりあえず、この本を読むと、カイジを読みたくなってくるのは確かだ。
IT系リサーチャー。最近はブロックチェーン関連に従事。 2019年の再開後は、技術系の話を書こうかね。 2014年以前は、競馬予想ソフト、絵本とAndroid Marketに公開したアプリの話がメインの日常をつづったブログだった。
2014年8月28日木曜日
2014年8月13日水曜日
書評: これがメンタリズムです
メンタリストDaiGoが書いた本。テレビ等でやっていたことの種明かしの本になるのだろう。
まずは、フォーク曲げの話。単に力で曲げているだけと言うことだ。なので、種も何もあったものではないが、3点押さえてテコの原理で曲げているので、曲げている流れをよく見ると、その瞬間があるらしい。何度も何度も練習して、非常に滑らかに見えるようにしている。こっちのほうは、なるほどね、と思える話ではある。それは最初のさわりであり、本論はメンタリズムの話。
結局のところ、いろいろな仕草で、ある物を印象に残るようにして、選ばせるようにする。さらに、目の動きや筋肉の動き等よく観察して人の考えていることを読む。そして、失敗したら、うまくごまかす。単純に言えば、そういうことのよう。選ばせるためのテクニックも紹介している。3を選ばせようと思ったら、
うーん、納得しがたい。でも、この本は本当のことを書いているのだろう。テレビでは失敗したこともあることも書いてある。笑っていいとも、では悲惨な状態だったらしい。
まずは、フォーク曲げの話。単に力で曲げているだけと言うことだ。なので、種も何もあったものではないが、3点押さえてテコの原理で曲げているので、曲げている流れをよく見ると、その瞬間があるらしい。何度も何度も練習して、非常に滑らかに見えるようにしている。こっちのほうは、なるほどね、と思える話ではある。それは最初のさわりであり、本論はメンタリズムの話。
結局のところ、いろいろな仕草で、ある物を印象に残るようにして、選ばせるようにする。さらに、目の動きや筋肉の動き等よく観察して人の考えていることを読む。そして、失敗したら、うまくごまかす。単純に言えば、そういうことのよう。選ばせるためのテクニックも紹介している。3を選ばせようと思ったら、
○○さん(3)ですね。これから参加型のメンタリズムを行いますって言うとか、選んでもらいたい、というときに、パッと3本指を出したり、頭の中で数字を描いてください、というときに、空中で3を書く、とか、で刷り込んでいくという。
うーん、納得しがたい。でも、この本は本当のことを書いているのだろう。テレビでは失敗したこともあることも書いてある。笑っていいとも、では悲惨な状態だったらしい。
2014年8月8日金曜日
書評: ある奴隷少女に起こった出来事
奴隷だった著者による自伝。著者のハリエットは1813年生まれ。リンカーンが奴隷解放宣言をしたのが1862年なので、49歳の頃ということになる。アメリカの南部で奴隷があったことは知識として知っていても、具体的にどういうものなのか知らない人は多いだろう。僕もそうだった。
著者が、奴隷として使えていた家から抜け出し、自由を得るまでの話であるが、それまでの紆余曲折が書かれている。その時々に最善を考えて行動しているのだろうが、論理的にそう思えないところが数々あるため、小説として読んでしまうと少し辛いかもしれない。著者の実質的な所有者であるドクターフリントがストーカー気質で精神的な嫌がらせはしつくすのに、力尽くでということはしないという不思議な性格。また、著者が、祖母の家の屋根裏で7年間過ごすというのはすさまじい。実際にあったことということに驚くしかない。
奴隷の売買や相続による所有者の変更や、母が奴隷の場合は子供も奴隷になるという法律、自由州に逃げたとしても連れ戻される法律、いろいろな形で絡まり合い、読みどころの多い本である。
著者が、奴隷として使えていた家から抜け出し、自由を得るまでの話であるが、それまでの紆余曲折が書かれている。その時々に最善を考えて行動しているのだろうが、論理的にそう思えないところが数々あるため、小説として読んでしまうと少し辛いかもしれない。著者の実質的な所有者であるドクターフリントがストーカー気質で精神的な嫌がらせはしつくすのに、力尽くでということはしないという不思議な性格。また、著者が、祖母の家の屋根裏で7年間過ごすというのはすさまじい。実際にあったことということに驚くしかない。
奴隷の売買や相続による所有者の変更や、母が奴隷の場合は子供も奴隷になるという法律、自由州に逃げたとしても連れ戻される法律、いろいろな形で絡まり合い、読みどころの多い本である。
登録:
投稿 (Atom)