2011年11月30日水曜日

docomo Healthcare

ドコモ、健康管理コンテンツ「docomo Healthcare」を12月から提供

このままではつまらない。こんなめんどくさいサービス、誰も使わないだろう。

docomoもまずは作っただけでここからと思っているんだろうな。さて、ここからどこまでデータの入力を自動化できるだろうか。他のサービスとつなげられるだろうか。どう広げて行くつもりなのかが楽しみだ。

インドアGoogleマップ

これまで建物内はマップ上で表示されなかったが、一部の場所は表示されるようになっている。構内図をアップロードする仕組みを作っており、今後広がっていくのだろう。

利用可能な箇所を見てみると、現時点は東京近辺だけのようである。

さすがに渋谷は細かいな。


横浜駅を見てみると、すごく一部だけだ。えっ、ここだけだったっけ、何かあるのは、と一瞬思ってしまう。これは、東急の横浜駅だけ対応したということなんだろう。横浜駅は京浜東北線の主要駅ではないということだな。

東急に関しては一覧にこどもの国線主要駅まである。しかし、こどもの国駅には何もない。
こどもの国線の主要駅ではないというのか。というか、こどもの国線にインドアな駅なんてない。長津田駅があるからということなんだろうな。確かに長津田はある。それは田園都市線と共通なんだからずるい感じがした。


屋内で友だちを見つける、というところからは、屋内でもLatitudeを使えることがかかれている。インドアの位置情報も提供するということだろうが、どうやって、屋内測位をするんだろうか。GPSは使えない範囲と考えると、WiFi測位なんだろう。そうだとすると、精度はあまりでないはず。特に、GPSが使えない範囲が広いとすると、WiFiアクセスポイントのBSSIDとGPSの対応づけをするのが難しい。現在の自動で作るマッピングではあまりいいデータにならないはずだ。Pedestrian Dead-Reckoningのような手法で補足できるのか。それとも、構内図に加えてBSSIDの情報も提供するのか。Googleの人海戦術で調査しきるのか。

2011年11月29日火曜日

どうしてPCを魅力ないものにしたがるのか

学生のPC活用を促進、WDLCが「Digital Youth プロジェクト」

ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム(WDLC)が若年層によるICT活用の促進や、そのコミュニケーションスキルの向上などを図る「Digital Youth プロジェクト」を12月1日から開始するというニュース。

この中で、「SUPER ROOKIES」と呼ぶキャンペーンが行われて、「PCで実践してもらいたい7つのシナリオ」を提示している。この7つのシナリオは以下。(写真がぼやけているので間違っている可能性もあり。)

モバイル高速通信 - いつでもどこでもMy PCを
SNS活用 - Facebook/Mixi つながりを大事に
PC/スマホ使い分け - TPO別に効果的な使い分けを
Office利活用 - 社会に出たら必須のスキル
OneNote活用 - 講義ノートやサークルの連絡にも
創造力語学力 - skype Windows Live 学習も、海外とのコミュニケーションも
趣味娯楽 - PCとの連携。利活用でさらに楽しみが広がる

このシナリオを実践して、PCに魅力を感じると思っているのだろうか。スマートフォンで十分だよね、ということと、社会に出たらMSOffice使うしかないんだよ嫌でもな、他のことするついでにPCも使って、というメッセージしか伝わってこない。特に創造力と書きながらskypeってどういうことなのだろうか。

本当にWindowsで実践したいのこれ?

そうだとすればWindowsはもう終わりだよ。いやいやながら使わないといけない人だけが使っているだけの存在だ。これは、むしろ、PCへのネガティブキャンペーンに見える。なぜこうなってしまうんだろう。もっとPCは楽しいものじゃないのか。参加企業が増えすぎてうまくいってないのだろうか。それともPCの未来へ自信を失っているのだろうか。

ようやく日本で使えるNexusが発売される

Nexus One、Nexus Sは国内キャリアから発売されなかったこともあり、輸入して購入したとしても、電波法違反であった。技適の試験はクリアしているにも関わらず、技適マークがないからである。

そのせいで企業内では使われているのに、正式な展示会では使えなかったりする。何かの展示会で、電源オフのまま展示してあるのを見たときは、何だこの未練たらしさは、と思った。Nexus Sでも使えますということを言いたいのだろうが、使えるって確認したってことは使ったんでしょ、と。もちろん、外国で確認しました、ということもありえるので、それ自体は問題ないが、なんというグレー感だ、と。

NFCもそのまま載せた状態で発売されるとのことで、NFCをまともに使えるスマートフォンとしても初になる。ようやく大手を振って使える。

2011年11月28日月曜日

アンチウイルスソフト

Windowsでは当然のようにインストールしていたアンチウイルスソフト。Macでは何もインストールしていなかった。Macのウイルスがそれほどないとはいってもやはり何かを入れといた方がいいだろう。探してみるとフリーのもので、Sophos Anti-Virus for Mac Home Editionというのがあり評判は良さそうである。これをインストールして使ってみることとする。インストールについては難しいところはなく何も問題はなかった。

怪しいサイトからのトラフィック

Bloggerには、統計情報として、どのサイトのリンクから訪れたかを見る機能がある。それを見てみると、domar.ruというサイトからのトラフィックが一番多い。何も考えずに、クリックしてサイトを訪れてしまうと、「FREE VIDEO Reveals $1407 Per Day Software」とか書かれたページへ。しまった、怪しいサイトに言ってしまった。こういうのを、referer spamというらしい。refererヘッダにインチキサイトのURLを書いておき、いろいろなサイトにアクセスしまくっているのだろう。

2011年11月26日土曜日

もりのクリーニングやさん 舟崎靖子 舟崎克彦

もりはおもしろランドの8巻。
うさぎさんは森のクリーニングやさん。いつものように、沼で洗濯して店で干すことを繰り返していると、あなぐまさんのシーツがなくなっているのに気づいた。いろいろ探しまわると、レストランのテーブルクロスとして使われているシーツを発見。しかし、三角と四角と丸の穴が切り抜かれている。その切り抜かれた部分は色が塗られ、床屋さんに干してあった布、お天気相談所のお日様のマーク、いのししさんのハンカチとして、使われていた。それを取り返し、縫い直して干しました。という話。

だめだろ、もう、これは、取りにきた客、普通怒るよな。とか考えてもしかたないのが、このもりはおもしろランドシリーズ。この話では、あなぐまさんがとりにくるところは描かれていない。飛んできたシーツを勝手に使うなよお前ら、というのも考えても仕方ない。でもこれで、見つかってよかったね、という感想は言えないよなあ。読み聞かせをどういう方針にするか悩ましいお話。

もりのとけいやさん 舟崎靖子 舟崎克彦

もりはおもしろランドの7巻。
ふくろうのとけいやさんは昼は寝ていて、夜に仕事をする。ある晩、いつものように時計の修理をしていると、いやに静かなのが気になった。そこで、他の人の家を訪ねてみたところ誰もいない。最後の1軒で、拍手の音が聞こえ行ってみると、もぐらさんの結婚式がやっていて、そこにみんな集まっていたのでした、というお話。

もぐらさんは結婚式の招待状を当日の午前に持ってきていたのだが、当日に言うなよ、とか考えると話がなりたたなくなるので、そんなことは考えてはいけない。このシリーズは所詮動物だから、と念頭に置かないと変なところでひっかかってしまう。他の作品と同様のんびりゆったりとしたお話で、いろいろな動物の面白い姿が描かれていて楽しめる作品。

どんぐりむらのぱんやさん なかやみわ

どんぐりむらのぱんやさんのお客さんたちは新作パンを楽しみにしている。新作パンを作るためにパン屋さん夫婦はいろいろ試していたがうまくいかず、保育園に通う2粒の子供たちとの遊園地へ行く約束を延期することにする。子供たちは新作パンができれば遊園地に行けると思い、代わりに作ろうとするが失敗、特大のおばけパンが出来上がる。それを見て、パン屋さんは、おばけパンをどんぐりの木に見立てて、ドングリの形をしたパンをそれに飾って売ることを思いつく。そして、そのパンは大人気になった。という話。

息子は、家でパンを作るのを手伝うことがあるからか、非常に好きなお話。途中で、子供たちが、「ぐるぐるぐるぐるまぜてまぜて」などとパンを作るシーンが描かれているが、特にここが好きなようだ。別に締め切りがなさそうなので、新作パンができていなくても遊園地行けばいいんじゃないの、と思った。そらまめくんやくれよんの話に比べると、少し長い話なので、内容は難しくないが、楽しめるのは4歳ぐらいからかな。

2011年11月24日木曜日

Sensus

セーターでんわについて書いたが、先端作品部門のほう、Sensusもいい。
考え方としては、現代ビジネスで述べられている通勤電車の中で社会貢献ができる「マイクロ・ボランティアリズム」という潮流で述べられているエクストラオーディナリー社のプラットフォームに近い。

これと同じように、NPOと結びつけるような方向に行くのだろうか。別のビジネスか、それとも、アカデミックな場で終わりか。こういうのになると、大学院生のパワーが出るなあ、と思う。

セーターでんわ

携帯電話とセーターが融合——慶大のスマホコンテスト、最優秀賞を発表


小学2年生の子が最優秀賞をとっている。なんじゃこの賞は、小さい子向けか、と思ったが、応募資格は、小学生から大学院生までいけるようだ。

一次審査通過作品を見てみると、「セーターでんわ」がこの中では、抜けていると感じた。「ウゴケー」も自分の感覚的には好きだが。どれにしろ、今の技術では実現できなさそうなものを考えているのだから、何でもいいはずなのに、年をとると、定型的な夢にはまってしまうのだろうか。

違うか、自分が小学生のころを思い起こすと、たいしたこと考えてなかった。子供だからおもしろい発想というわけでもないな。教育や才能もあるんだろう。慶応幼稚舎+(いわゆる)キラキラネームだし、発想面でのいい教育も受けていそうなことがうかがえるが。

自分が小学生のころ同レベルになるには親はどうすればよかっただろうか。まず手を動かして何か作るあたりから息子を鍛えることにするかな。

2011年11月23日水曜日

REGZA Phone T-01Dの不具合

富士通東芝製のAndroidスマートフォンで不具合が出て、発売初日に販売停止になっている。
ドコモ、「REGZA Phone T-01D」の通話・通信できない不具合の原因を発表

問題発生条件は、
・電池残量が5%以下になった場合
・初回電源投入時
のどちらかである、とのことである。
しかし、そうだとすると、客からの不具合の報告件数が、1割以上もあるのは多すぎないか。だいたい、何かおかしかったら、とりあえず、再起動するだろう。それに、バッテリ残量が少なかったら、充電するだろう。携帯電話でもバッテリが少ないときに、電話がかけられなくなる。もちろん、普通メッセージは出るので、ユーザは状況を理解できるところが違うし、
それに5%は限度にするのはやりすぎだが。

一般ユーザ向けの電話だ、と考えるとそうでもないのだろうか、それとも、店頭の確認で動作しないので問題となったのであろうか。違うな、お客様申告件数が657件なのだから店頭ではないな。うーん、不思議だ。

ARROWS Tab LTE F-01Dの残念なところ 2

バックグラウンドで動作しているアプリが多すぎる。入浴カウンターなんて使う人ごくわずかだろう。それを本当に全端末で動作させてないと駄目なのか。ランチャー画面に入浴カウンターというのはない。ウィジェットのようだ。他にもキッチンタイマーやできたよカレンダー(きいろ)など。アンインストールできないものがごくわずかとはいえCPUを使うことが気になるところだ。

TSUTAYAやモバゲーやグリーなど多くのアプリは、アプリダウンロード用のアプリになっていて、アプリの実体のインストールは、ユーザがするようになっている。容量を使わないというメリットや最新バージョンを入れられるメリットもあるだろうが、分離にはユーザへの許諾確認が抜けないようにするという面も大きいのかもしれない。

power_profile.xmlがデフォルトのままだ。電池消費量ビューアで確認することができる。

2011年11月19日土曜日

カメラを使用不可にする方法

Android 4.0から、DevicePolicyManagerにカメラを使用できなくする機能が搭載された。SDKのサンプルに使用例がある。
android-sdk¥samples¥android-14¥ApiDemos¥src¥com¥example¥android¥apis¥app¥DeviceAdminSample.java

必要な部分を抜き出すと以下のようだ。
static final private int REQUESTCODE = 1; 
DevicePolicyManager mDevicePolicyManager = (DevicePolicyManager)getSystemService(DEVICE_POLICY_SERVICE);
ComponentName mComponentName = new ComponentName(this, DeviceAdminReceiver.class);
Intent intent = new Intent(DevicePolicyManager.ACTION_ADD_DEVICE_ADMIN);
intent.putExtra(DevicePolicyManager.EXTRA_DEVICE_ADMIN, mComponentName);
intent.putExtra(DevicePolicyManager.EXTRA_ADD_EXPLANATION, "Explanation");
startActivityForResult(intent, REQUESTCODE);
これを呼び出すことで、ユーザに承認を得るための画面を表示されるようだ。
    @Override
    protected void onActivityResult(int requestCode, int resultCode, Intent data) {
        switch (requestCode) {
            case REQUESTCODE:
                if (resultCode == Activity.RESULT_OK) {
                    Toast.makeText(this, "Admin is enabled.", Toast.LENGTH_SHORT).show();
                } else {
                    Toast.makeText(this, "Admin is not enabled.", Toast.LENGTH_SHORT).show();
                    this.finish();
                }
                return;
        }
        super.onActivityResult(requestCode, resultCode, data);
    }
ユーザの承認を受けたかどうかを判定するにはこの処理が必要だ。

mDevicePolicyManager.setCameraDisabled(mComponentName, true);
 そして、カメラを不使用にするには新しく追加された上記のAPIを呼び出す。仕様可能にするには、falseにすればいい。

mDevicePolicyManager.removeActiveAdmin(mComponentName);
そして最後に上記を呼び出す。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><device-admin xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android">    <uses-policies>        <disable-camera />    </uses-policies></device-admin>
 ポリシ設定も必要なようだ。上記のxmlファイルを作成する。上記のファイルをxml/device_admin.xmlとする。

        <receiver            android:name="android.app.admin.DeviceAdminReceiver"
            android:permission="android.permission.BIND_DEVICE_ADMIN" >            <meta-data                android:name="android.app.device_admin"
                android:resource="@xml/device_admin" />
            <intent-filter >                <action android:name="android.app.action.DEVICE_ADMIN_ENABLED" />            </intent-filter>        </receiver>
 AndroidManifest.xmlに上記の追加が必要だ。特にカメラのオンオフだけだと不要だったが、DeviceAdminReceiverを継承したクラスを作ってそれを設定することもできる。
ユーザの承認画面は以下の画面。


カメラを使用不可にした場合は、カメラを起動すると以下のようにメッセージが出る。

2011年11月18日金曜日

どうして翻訳はこうなってしまうのか。

AndroidのGoogle+アプリの最初。

この画面のどこに[承認]が? 
翻訳する人はアプリを使って確認することはしないのだろう。

ICS4.0.1のpower_profile.xml

Android IceCreamSandwich 4.0.1のソースが公開された。その中でmaguro用として、以下のpower_profile.xmlが含まれている。


<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!--
**
** Copyright 2011, The Android Open Source Project
**
** Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License")
** you may not use this file except in compliance with the License.
** You may obtain a copy of the License at
**
**     http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
**
** Unless required by applicable law or agreed to in writing, software
** distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS,
** WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied.
** See the License for the specific language governing permissions and
** limitations under the License.
*/
-->

<device name="Android">
<!-- All values are in mA except as noted -->
<item name="none">0</item>
<item name="screen.on">200</item> <!-- min brite -->
<item name="bluetooth.active">150</item>
<item name="bluetooth.on">1</item>
<item name="bluetooth.at">1</item> <!-- TBD -->
<item name="screen.full">160</item> <!-- 360 max on calendar -->
<item name="wifi.on">1</item>
<item name="wifi.active">150</item>
<item name="wifi.scan">200</item>
<item name="dsp.audio">150</item>
<item name="dsp.video">200</item>
<item name="radio.active">150</item>
<item name="gps.on">55</item>
<item name="battery.capacity">1750</item>
<item name="radio.scanning">90</item> <!-- TBD -->
<!-- Current consumed by the radio at different signal strengths, when paging  -->
<array name="radio.on"> <!-- 1 entry per signal strength bin, TBD -->
<value>3.0</value>
<value>3.0</value>
</array>
<array name="cpu.speeds">
<value>350000</value>
<value>700000</value>
<value>920000</value>
<value>1200000</value>
</array>
<!-- Power consumption in suspend -->
<item name="cpu.idle">7</item>
<!-- Power consumption due to wake lock held -->
<item name="cpu.awake">20</item>
<!-- Power consumption at different speeds -->
<array name="cpu.active">
<value>120</value>
<value>228</value>
<value>299</value>
<value>397</value>
</array>
</device>

全体的に、NexusSより電力消費が大きくなっている。GPSまで大きくなっている(50->55)のが謎だ。radio.onは下がっている(3.4->3.0)が、TBDと書かれているので実測値ではないのかもしれない。UKではすでに発売されたようだが、この値とは変わっているのであろうか。バッテリが長持ちするようになったという話もある。バッテリ容量が大きくなっているとはいえ、あまり改善しそうに思わないのだが。日本発売を待って確認したい。12月になったようで、待ち遠しい。

ARROWS Tab LTE F-01Dの残念なところ

カレンダー端末のところで書いた通り、可能性を感じさせてくれる端末だ。

一方で、残念なところもある。お金を払わないと使えないアプリを多く載せているところだ。これは何だろう、と起動すると、金払えと言われるでは、この端末を買った人はがっかりするのではないか。たとえば、ひかりTVモバイルは2011年内のみ無料でそれ以降は有料アプリにアップロードが必要。TSUTAYA TVは有料のビデオレンタルのみ。Bee TVは有料契約が必要など。

おそらく、こういうアプリを載せることでメーカーはソフトベンダーからお金を受け取っているのだろう。それにより端末価格を下げられるのだろうから、それほど悪いことではないとも思う。一方で、このアプリ群は、システムアプリとしてインストールされている。ルートをとれば、/system/app/配下から消すことができるだろうが、ルートの取得方法は公開されていない。今のところ、とれたという報告もなさそうだ。したがって、入ってるだけならまだしも消せない状況にある。PCを買った人がやる最初の作業がいらないアプリを消すことだ、ということがよく言われるが、このタブレット端末にいたっては、それもできない。

他、細かい部分ではあるが、バッテリが空になった状態から、充電しながら使用することができないところだ。バッテリが空になった状態でも、充電ホルダにおいた状態では使えてほしい。電源は入り、画面のロック解除まではいくのだが、そこでオフになる。この現象自体は、おそらく、ARROWSに限らないことだとは思うが、ARROWSではせっかく充電ホルダにおいた状態で使うということができることを考えると残念だ。縦画面でしか使えないアプリ(Hulu)があるのも残念だ。他にもある一定以上バッテリ残量がないと、ワンセグの録画が動作しないという現象もある。予約録画ならまだ理解できるが、手動録画でなぜバッテリ残量が関わってくるのだろう。充電ホルダにおいている状態であれば録画できてもいいのではないだろうか。信じられないぐらい充電に時間がかかることからよけいにそう思ってしまうのだ。

ハードウェアは非常にいいと思う。防水されているのもいい。思ってたいたよりは軽く感じられ、持った感触はいい。ソフトウェアに関わる部分は、アップデート対応できる部分でもあり、ユーザーの要望次第とも言えるだろう。ユーザーが声をあげていけば、よりよい端末に今後なっていくと感じた。

カレンダー端末

Galaxy Tab 10.1 LTE SC-01D、ARROWS Tab LTE F-01Dと発売され、iPad以外の10.1タブレットも売れつつある。iPadは基本的にユーザが持って使う端末だろうが、一方で、これらのタブレット端末は置いて使うことが多くなるのではないだろうか。卓上ホルダーがついてきているので想定はされているのだろう。そして、この使い方が認知されると、カレンダー端末として使う方法が普及しだすのではないだろうか。

家庭では、家族が他のメンバーに伝えたい予定を紙のカレンダーに書き込むという情報共有方法がよく使われている。電子化することによって便利に、というのは誰もが思いつくにも関わらず成功した端末はまだない、ということで研究ベースでさまざまな工夫が考えられており多くの知見がたまってきている。

電子ペーパーの技術が進み、電力をほとんど使わず壁にポンと貼っておけるようにならなくては駄目ではないか、と自分は思っていたが、実際タブレット端末を置いて使ってみると、ソフトウェアの工夫でそれなりに使えるように感じた。蓄えられた知見を基にソフトウェアをブラッシュアップすれば、受け入れられるものになりそうにも思う。AppleはiPadをあくまでもパーソナルな機器として扱っていくだろうから、自由の利くAndroidタブレットはホームな機器としてしあげるのもおもしろい。

2011年11月17日木曜日

位置情報データベースからの無線APのオプトアウト

SSIDの末尾に_nomapを指定することでGoogleの位置情報データベースに登録されないことになった。参考ITProの記事

考え方としては、検索エンジンに登録されないために、robot.txtファイルをサイトに置くのに似ている。とりたてて公開しているわけではないのだが、公開していると宣言しているわけでもない情報の取り扱いは難しいものだ。欧州では、オプトアウト手段を提供すればよしとしたということで、この方式をとったということのようだ。

さて、次はどうやってみんなにこのことを伝えるかということだろう。欧州で売られるアクセスポイントにはマニュアルか設定時の画面にこの情報が載せられることになるのかもしれない。

よし、ストリートビューのオプトアウト方式として、壁に「_nostreetview」と書くとデータベース化されないというのはどうだろう。うーん、だめか。

顔認証

Android 4.0では顔認証によるアンロック機能が搭載されている。単純な顔認証であれば、写真を使えばごまかせる。それは、誰でも思いつくところ。だから、しょせんその程度と考えた使い方として載せているはず。しかし、記事を見ると、
The face recognition unlock thing is really easily hackable. Show it a photo.
に対して、GoogleのTim Brayは
Nope. Give us some credit.
とTwitterで答えたようだ。実際には、記事にあるように、ロック解除されている。

何を想定して回答したのだろうか。写真かどうかを判定しようと思えば、複数のカメラを使うか位置や向きを変えて取り直すかして立体感をつかむか、表情を変えさせるなど何らか動作をさせるか、といった写真では実現しづらい特徴を認識する必要があるだろう。そういう機能を入れたかどうかは開発者にはわかるはずだ。ということは何らか判定アルゴリズムは入っていて現時点では有効に動作していないという状況なのかもしれない。

テストした人が非常にうまく例外的に絶妙な写真が作れた可能性もあるので、入手したら試してみたいところだ。

2011年11月10日木曜日

リサとガスパールのクリスマス アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

バラディ先生にあげるクリスマスプレゼント。リサとガスパールで考えて、レインコートにすることに。そこで、ガスパールの家のシャワーカーテンを取り外して、ガスパールにカーテンを巻いて、切ってのりをつける。すると、ガスパールに引っ付いてしまってとれない。もう一回、切って貼ってできあがり。ガスパールのパパとママが見たらカーテンと気づくので色を変えようと洗濯。すると縮んでしまった。そこで、バラディ先生の犬ジャンクロードのにすることにした。そして、プレゼントして、バラディ先生とジャンクロードに喜んでもらった。という話。

ガスパールがリサに振り回されてるなかなか面白いお話。なんでシャワーカーテンが洗濯で縮むんだよ、と謎な部分もあるが、全般的にテンポもよく読みやすい。シャワーカーテンがなくなってしまったはずなのに、ガスパールは怒られなかったのだろうか。

リサのおうち アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

リサはポンピドゥーセンターのパイプの中にこっそり住んでいる。困ったことが一つあり、うちの周りがいつも人でいっぱいということ。しかし、火曜日は誰もいない。そこで火曜日の午後、建物中を探検。エスカレータの手すりを滑り台代わりにしていると、手すりから落っこち、平らな場所に着地。でも、そこから降りられず、叫ぶとパパが助けにきてくれた。という話。

リサ、えらいところに住んでるな。作者が好きな建物なのだろうか。前書きのところには、「もしもまだ、ここに足を踏み入れたことがなかったらぜひいらしてみてください。リサのいうとおり、本当にすてきなところですから。」と書かれている。

2011年11月9日水曜日

リサのこわいゆめ アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

リサは子供を狙うお化けオオカミの映画を見た。その夜、リサはオオカミが出てくる怖い夢を見る。ママやガスパールやパパに相談しても何日も怖い夢を見る。ビクトリアの4本目の歯が抜けたお祝いに動物園に行く。そこで、本物のオオカミを見た。怖そうじゃなかった。そして、怖い夢は見なくなった。という話。

少し絵は怖め。オオカミの絵がうまく怖い感じが出ている。しかし、怖がりの息子が怖がらなかったのでそれほどではないのだろう。途中に出てくるパパがオオカミを退治するアイデアの絵が少し面白い。

リサひこうきにのる アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

リサは飛行機の中。うとうとしていると食事が出てきた。食べていたところ、スクリーンで「カウボーイものがたり」が上映。しかし、見えない。コップの上に乗り見ていると、倒してしまいベットベト。スチュワーデスに洗面所で洗われた後、コクピットへ入れてもらうことに。そしてニューヨーク到着。おじさんが迎えにきてくれていた。

なぜ、リサを一人で飛行機に乗せることになったのかが謎。そりゃろくなことにならんわな。なぜ、コクピットに入れてもらったのかも謎。ガスパールも出てこないしあまり面白くない。スチュワーデスという言葉に昭和を感じた。

リサのすてきなスカーフ アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

学校でシラミが発生する話。
学校内でシラミがいる子がいたので、先生からうちで調べるように言われる。リサのママがリサを調べると、シラミを発見。シラミ退治のシャンプーをする。学校に行くと、シラミちゃんとからかわれて笑われる。そして、からかった子ベルティーユの誕生パーティにリサだけ招待されない。リサは泣き、バラディ先生はみんなに怒った。「シラミがわくのはふけつだからじゃないのよ シラミってものすごくうつりやすいからだれにわいてもおかしくないの!」。そして、ベルティーユの誕生パーティには誰もいかなかったらしい。理由はベルティーユとそのおかあさんが水疱瘡にかかったから。

あまり、他の絵本で見たことがないシラミネタ。自分も、子供の頃は不潔だからシラミはわくと教わり、そしてそう思っていた。そういう人向けに啓蒙も考えての話なんだろう。それにしても、最初に出てくるシラミ人形は何なんだ。フランスではシラミ発生時、学校の入り口にシラミ人形がぶらさげられるものなのか。

リサのいもうと アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

リサの妹が生まれる話。
リサのママのおなかが大きくなってきて、次の子供がもうすぐ生まれる。リサはやきもち。リサの姉ビクトリアもリサが生まれたときやきもちを焼いていたことをおばあちゃんから聞かされる。そして、電話がかかってきて、生まれたことを聞く。名前はリラ。リラが家にやってきたが、リサはつまらない。ビクトリアがやきもちやきとリサに言い、取っ組み合いのけんか。こっそりリサはリラを見に行く。リサはリラを大好きに。という話。

さて、うちは現時点では一人っ子なので、自分も一人っ子だったので、よくわからないが、兄弟ができるとどういうものなのだろうか。リサの場合は赤ちゃんを見ると一気に変わったが、敵対する話も聞く。下ができるときは事前にこういう絵本を読むといいのかもしれない。

リサとガスパールのであい アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン

リサとガスパールが最初に出会ったときのお話。
ガスパールの通う学校に転校生としてリサがやってくる。似てる、とか、妹がいたなんて、とか言われて、ガスパールはリサがいやになってくる。そして、リサとガスパールで取っ組み合いのけんか。休み時間には、リサとガスパールが同じチームになって、かけっこ。リサのおかげで勝って仲直り。そして、最後は、仲良しになってマフラーを交換。

リサとガスパールのシリーズの中で上位のおもしろさ。裏表紙の要約のところもおもしろい。似てるも何も、リサとガスパールだけだろ、普通の人じゃないのは、という不思議な感じ。シリーズの他の本はリサの視点から書かれているので、ガスパール視点なのもなかなか新鮮。

2011年11月7日月曜日

ジョブスを誰と並べるか。

一番メジャーなのは、エジソンだろうか。
エジソンは発明家として言われることが多いが、やはり電力全体のシステムとしての事業化に成功したという実績が大きいだろう。そして、変わった人だったという点。スティーブ・ジョブズもiPodやiPadを発明したという言い方をされることもあるが、やはり実績としてはサービスからハードまでを通しての商品として成功した点だろう。そして、変わり者であったエピソードも多数語られる。並べるのはよくわかる気がする。

次は、ビルゲイツか。
2人とも自分が子供の頃からスターだった。それが、二人ともつい最近まで第一線で働いていたと考えると驚かされる。同じ世代で業界で超一流の企業を経営していたのだから、並べるのは当然と言えば当然。

ソフトバンクの孫正義は、レオナルドダビンチと並べていた。
レオナルドダビンチの印象は、さまざまな文献は残したもののひとつもものにならなかった、という印象。そのため、ジョブズと並ぶ感覚が自分にはないのだが、よくジョブズを知っている孫さんが並べるのだから、何かしら並べたくなる部分があるのだろうな。

日経BPITProの記事どうして iPhoneに「テールフィン」がついたのでしょうか(後編)を見ると、GMのCEOだったアルフレッド・スローンと並べている。セグメントを分けてモデルチェンジをするスタイルが、シンプルさを求めるジョブズでは自分には重ねようという感覚はなかったのだが、この記事では「ユーザー自身を物語るものである」というので重ね合わせていて面白い。

いろいろなひとを並べてみることから面白い発見があるかもしれない。

2011年11月3日木曜日

もりのレストラン 舟崎靖子 舟崎克彦

はりねずみさんは、森のレストランをオープン。あるとき、レストランのテーブルにカレーライスを注文する紙があった。しかし、どこに届けるかがなぞなぞになっている。なぞなぞを解いて行ってみると、次のなぞなぞがあってということが繰り返され、最後にたどり着いたのは、猫舌のスカンクさんの家。スカンクさんはカレーライスが冷めるように道草させたのだったという話。

そんなの別に道草させなくても、届いてから冷めるまでおいとけばいいだけの話だろ、と言うのはこのシリーズには通用しない。こいつら、動物だもんな、と思って、なぞなぞを解く中で出てくる動物たちのかわいらしさを楽しむものなのだろう。

SLれっしゃだいさくせん 横溝英一

4年生と2年生の鉄道ファンの兄弟が、SL会津只見号に乗って、会津若松から只見へ。途中、おねえさんたちと仲良くなって一緒に展望台に行ったり、ターンテーブルを見に行ったりする。只見からはディーゼルで小出に出て、上越新幹線で帰ってくる。という話。

鉄ちゃんのためだけの絵本。話は淡々と進んでいき、何か事件が起こる訳でもない。文章が長めなので、読み聞かせは大変なのだが、それでも息子には楽しいようだ。情景の描写がいい雰囲気で、実際に乗りにいきたくなる。