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2011年11月26日土曜日

どんぐりむらのぱんやさん なかやみわ

どんぐりむらのぱんやさんのお客さんたちは新作パンを楽しみにしている。新作パンを作るためにパン屋さん夫婦はいろいろ試していたがうまくいかず、保育園に通う2粒の子供たちとの遊園地へ行く約束を延期することにする。子供たちは新作パンができれば遊園地に行けると思い、代わりに作ろうとするが失敗、特大のおばけパンが出来上がる。それを見て、パン屋さんは、おばけパンをどんぐりの木に見立てて、ドングリの形をしたパンをそれに飾って売ることを思いつく。そして、そのパンは大人気になった。という話。

息子は、家でパンを作るのを手伝うことがあるからか、非常に好きなお話。途中で、子供たちが、「ぐるぐるぐるぐるまぜてまぜて」などとパンを作るシーンが描かれているが、特にここが好きなようだ。別に締め切りがなさそうなので、新作パンができていなくても遊園地行けばいいんじゃないの、と思った。そらまめくんやくれよんの話に比べると、少し長い話なので、内容は難しくないが、楽しめるのは4歳ぐらいからかな。

2011年9月24日土曜日

ばすくんのおむかえ みゆきりか なかやみわ

バスのばすくんは、森の中に不法投棄され、動物たちのすみかになっている。ある日、コウモリがばすくんを不法投棄した人が捕まり、回収に来ることを伝える。そして、ばすくんはまた町で客を乗せて走ることができると思い込む。しかし、人がやってきてばすくんを解体して回収しようとする。最後は、動物たちが人を追い払う。という話。

面白いお話。動物たちとばすくんという絵本らしいキャラクタたちであたたかいお話になっている。追い払うシーン、人に熊が張り手をかますとそれだけで死ぬよな、とかそんなことは考えないほうがいいだろう。


2011年9月20日火曜日

そらまめくんのぼくのいちにち なかやみわ

そらまめくんの朝起きてからの一日のお話。タンポポの綿毛のベッドを作ったので、他のまめたちを呼びにいくと、雨が降ってくる。雨が上がった後にみんなで行くと雨で流されてしまっていた。でも、虹が出ていることに気づく。虹を捕まえようとして、水たまりにみんな落ちてしまう。そして、水たまりの中で虹を見つけて、大喜び。そして、夕暮れ、みんな帰って寝る。次の日は、みんなでタンポポの綿毛のベッドを作って遊ぶ、というお話。

水たまりの中で虹を見つけたシーン。虹が背景にあり、水たまりの中にまめたち、そして水たまりの手前側に虹が映っている絵が描かれている。虹とまめたちの位置関係を考えると虹が見えるはずがない。そもそもリアリティーのない話なのだからどうでもいいと言えばどうでもいいのに、なぜか気になってしまうな。

息子は、話の最初の方で出てくるどんぐりコップという言葉が気に入り何度も言っていた。

そらまめくんとながいながいまめ なかやみわ

そらまめくんが昼寝をしていると、他のまめたちがへんなものがいるとやってくる。見てみると、さんじゃくまめで、さんじゃくまめの兄弟8人が出てくる。そこで、そらまめくん対さんじゃくまめのベッドの自慢が始まる。ベッドで丘を下る競争、水たまりを渡る競争をする。その途中、水たまりをわたっているときにさんじゃくまめの末っ子が水に落ちてしまい、そらまめくんたちが助けて、そらまめくんのベッドで看病、最後は、そらまめくんのベッドにさんじゃくまめを招待して寝るというお話。

えー、他のお話ではそらまめくんはベッドを濡らすのが嫌だのなんだの言ってたのに、そんな使い方するんだー、というのが最初に思うところ。そう思ってみると、他のお話では、ベッドはたからものと言っていたのに、この話では、たからものという言葉は出てこない。他の話に比べるとベッドの価値は下がったようだ。

2011年9月18日日曜日

そらまめくんとめだかのこ なかやみわ

雨があがった日、いつもの遊び場がみずたまりだらけ。そこで、まめたちは、自分のベッドを舟にしてみずたまりを遊んでいた。そらまめくんはベッドがぬれるのがいやで自分のベッドを使わない。他のまめたちに乗せてくれるように頼み、ピーナッツくんのベッドに乗ってあばれて転覆。水に入るときれいな景色だったとみんなで水の中に入ることに。水に入ると、親からはなれたメダカのこがいた。そこで、ベッドで川に戻そうとしたが、うまく運べない。そこでそらまめくんは自分のベッドを使って運んだという話。

そらまめくんのベッドと全体としては変わらない。誰かのために自分の宝物のベッドを使おうとする。それにしても、他のまめたちのベッドでは運べないというところ、「ピーナッツくんのベッドはとてもきゅうくつ」というところは、絵を見ると結構運べそうに見えるんだけど。

そらまめくんのベッド なかやみわ

そらまめくんというそらまめの形のキャラクターが主人公。他、えだまめくん、グリーンピースの兄弟、さやえんどうさん、ピーナッツくんが出てくる。そらまめくんの自慢はベッドで、他の豆たちがベッドで眠らせてと頼んでくるが断りつづける。そして、ある日、ベッドがなくなっている。探しまわっていると、うずらの巣として卵をあたためるために使われている。そしてそらまめくんは、卵が孵るまで貸してあげることにする。そして、卵が孵り、その後、他のまめたちと一緒にベッドで寝る。というお話。

最後は、ベッドを独り占めして嫌なやつだったそらまめくんが少しやさしくなり終わる、読み聞かせには使いやすい話。2, 3歳児は独り占めするし。自分が確保できるだけ確保しようとするもんなー。共用のおもちゃで遊ぶのは大変だ。
それにしても、さすがに鳥の巣になったら、もうそのベッドは使えないんじゃないの、と思わなくもない。

2011年8月29日月曜日

くろくんとなぞのおばけ なかやみわ

くれよんのくろくんのシリーズの3作目。10色のクレヨンのキャラクターたちが出てくる。

クレヨンのキャラクターの一人、きいろくんがいなくなったのを皮切りに毎日何人かずついなくなり、最後に残されたくろくんがみんなを助けにいく。みんなのところにたどりつくと、動けなくなったおじいさん(ネズミ)のために絵を描いてもらいたいネズミたちのしわざだった。最後にはくろくんのアイデアですてきな絵を描くというお話。

絵のかわいさとやさしい雰囲気がとてもいい絵本。1点だけ気になるところ、最後にすてきな絵を見た後おじいさんは死ぬことになるが、「つぎのひ。おじいさんはてんごくのおばあさんのところへたびだちました。」という一文。「おじいさんはなくなりました。」でいいのではないか、と思った。その方が、その後で出てくる「おじいちゃんは、やっとおばあちゃんにあえたんだ!ぼくたち、ないちゃだめだよ!」の文にすんなりつながるように思う。読み聞かせではそうアレンジしている。どちらにしろ3歳の息子にはまだ死ぬことがよくわからないだろうから、読み聞かせではどう伝わったかわからない。


2011年8月28日日曜日

くろくんとふしぎなともだち なかやみわ

「くれよんのくろくん」と同様、10色のクレヨンがキャラクターでてくる。くろくんがさんぽに出ると、バスとふねのキャラクターと出会う。他のクレヨンたちと同じ場所に行くと、新幹線のキャラクターがいて、走ってもらうと新幹線が事故を起こしてしまい、クレヨンたちがもめる。新幹線が正体を明かして最後はクレヨンたちも仲直りというお話。ストーリーがわかりやすく、絵もきれいで、僕はお気に入り。でも、機関車・電車好きな息子には、新幹線が出てくるのがよかったようだ。前回の話でクレヨンは使われたのじゃないのか、なぜ、新品に戻っているんだ、と僕は思ったが、息子は気にならないんだなあ、と思った。


2011年8月27日土曜日

くれよんのくろくん なかやみわ

まったく使われていないクレヨンたちが箱から飛び出し、絵を描いていくが、黒色のクレヨンはみんなから必要とされず仲間にいれてもらえない。最後は、シャープペンのお兄さんの手助けがありながら、黒をメインに使ったきれいな絵ができあがって、みんなから仲間と認められるいいお話。途中のシーン「ねぇ、ぼくは? ぼくは、どこをかけばいいの?」という言葉に、そんなこと言ってないで自分からアピールしろ、と3歳の息子へ読み聞かせでいろいろ言っていたら、息子は、ありでもカラスでも描けばいいのにね、というようになった。あとどうでもいいことだけど、「シャープペン」は、「シャーペン」か「シャープペンシル」かどちらかにしてくれ、と思うのは僕だけ?