2011年9月13日火曜日

iCloud

どうしてAppleは課題をまっすぐに解決しようとできるのか。
http://www.apple.com/jp/icloud/
> あなたのコンテンツを保存し、あなたのすべてのデバイスにワイヤレスでプッシュします。

「あなたの」。普通コンテンツはパーソナルなものだ。どうして、おじいちゃんの家から自分の家にコンテンツアクセスをさせて写真を見せる解決策をとりたくなるのか。あったら便利かを聞かれれば便利と答えるかもしれないが、非常に優先度の低い機能を提案するのか。

デバイスでコンテンツ共有する方法もそうである。どうして、デバイスから家のサーバやPCにアクセスしてコンテンツを見るという解決策をとりたくなるのか。iCloudのフォトストリームでは、1台のデバイスで撮った写真が他のデバイスに全部プッシュコピーされる。シンプルでまっすぐな解決策だ。おじいちゃんに写真を見せる場合、普通の人は一緒に見る。だから、自分のデバイスにはいっていればいいのだ。そういう当たり前のことをごかますために、「遠隔地であまり会うことができないおじいちゃんに」という苦しい前提をつけたりもする。

iCloudでまだ解決できていない問題はある。バックアップとしての部分だ。無料ストレージは5GBしか用意できなかった。これを効率的に使用する方法として、App StoreのアプリやiBookの本、iTunesの音楽は、ストレージ容量を使わずにバックアップをとっている。しかし、ホームビデオについては触れられていないし、フォトストリームの写真もバックアップされない。これらは必要であれば、有料ストレージあるいはTimeCapsuleを使用するということになるのだろう。これを安くする技術はあるのだろうか。単にハード等の価格下落・コストダウンによるだけだろうか。

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