2011年9月28日水曜日

スパイウェアSDK

http://www.applogsdk.com/
端末上のすべてのアプリの利用状況をサーバーにどんどん送り続ける機能付加を可能にするSDK。ユーザのメリットのところ、
AppLogというアプリケーションの利用情報を送信する事で、利用しているアプリ開発者の収益化支援に協力する事ができ、より便利に「無料アプリ」を楽しむ事ができます。
というのは、さすがに苦しい。

さて、これはスパイウェア認定されるだろうか。ユーザの同意確認画面があるのでOKという考えなのだろう。さて、文面は、
AppLog(端末のアプリケーション情報等)をAppLogプライバシーポリシーに同意の上、当アプリの提携先である株式会社ミログに送信することで、株式会社ミログはそれらの情報を端末のユーザー体験の改善等に利用していきます。

で、ちょっとぼかしすぎている感じもする。一般のユーザ層が実際に行われることをきっちり理解できるかは難しいところだろう。

スパイウェア認定されなかったとしても、業務に使用するスマートフォンにこれが入っているのはあまりよくないだろうとなり、このような機能を組み込まれたアプリを検知するツールが必要だということになるようにも思う。

それにしても面白いのが、この機能を付加したアプリが複数インストールされた場合、先にインストールしたほうが有効というルールだ。これは、開発者が早く組み込もうというインセンティブになる。一気にいければ、普通のことと認識され、問題と感じなくなるのかもしれない。開発者が無料アプリで金銭を得る方法として主流のバナー広告は、スマートフォンの狭い画面の中では邪魔だし、間違ってタッチして腹立たしい。多くのアプリはバナー広告と相性が悪いからだ。

http://jp.techcrunch.com/archives/jp20110928milog-mediba/

しかし、この記事を見ると、
今後、ミログのAppLog SDK相当のものを同梱した広告表示のためのSDKがmedibaから広告配信のアプリ開発者向けに提供されていくことになる。
とあり、広告表示用のSDKも提供されるのであれば、それが情報を集める機能も合わせて持てばいいことになる。だから、それまでのつなぎになるのだろう。と考えると、結局、バナー広告と変わらないものになるのだろうか。そうであればつまらないな。

1 件のコメント:

  1. http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20111010.html
    だめだな、もう。ごまかすのに必死になってしまうときびしい。

    日本アンドロイドの会でCEOが講演をして、質疑応答にほとんどまともに答えられずぼろぼろだったというのも聞いた。

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